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2010.11.21■農のメルマガ Vol.015

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 農のメルマガ Vol.015
 2010.11.22 / ファーム・アンド・ファーム・カンパニー
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【目次】
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● ニュース・トピックス

  ・6次産業化推進に関するワンストップ窓口を設置/農水省
  ・2009年農業所得は104万円/5年連続で減少
  ・TPP参加反対を訴えるデモなど全国各地で展開/農業関係者ら
  ・フードバレーとちぎ推進協が発足/県が10億円の融資枠
  ・宇都宮大里山科学センターが特別栽培米を販売
  ・「とちおとめ」の出荷各地で始まる
  ・宇都宮で米粉ギョーザ試食

● 弊社からのお知らせ

  ・佐野市にて農業に関わる講演会を行います
  ・宇都宮商工会議所会員交流会で講演を行います
  ・栃木県道の駅連絡協議会管理者研修会で講師を務めます
  ・弊社の清原農園で大根と白菜が収穫時期を迎えます

● その他お知らせ・栃木イベント情報

  ・二荒門前市 ?食のアウトレット?
  ・オリオン朝市
  ・新規参入現地セミナー in とちぎ2010
  ・新規就農相談会 in とちぎ2010(第4回)

● 編集後記

  ・奥深くロマンがある農業

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【ニュース・トピックス】
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1.【6次産業化推進に関するワンストップ窓口を設置/農水省】11月10日

農林水産省はこのほど、農林漁業者をはじめとした6次産業化に取り組む意向を
持つ人々の相談に応じ、きめ細かなサポートを行えるよう、「6次産業化の推進
に関するワンストップ総合受付窓口」を地方農政局等に設置した。

農山漁村は、人口の減少や高齢化の進行、兼業機会の減少等により活力が低下
しており、その再生が不可欠となっている。そのため農水省は、農林水産物、
バイオマスなどの資源を有効に活用し、地域ビジネスの展開や新産業の創出を
図ることを通じて、農山漁村の雇用の確保と所得の増大を図る「農山漁村の
6次産業化」を推進している

http://www.maff.go.jp/j/soushoku/sanki/6jika/1stop.html


2.【2009年農業所得は104万円/5年連続で減少】11月12日

農水省はこのほど「2009年個別経営の経営統計(経営収支)」を公表した。
平成21年の農業生産物の販売を目的とする農業経営体(個別経営)の全国
1経営体当たり農業粗収益は431万円で、前年に比べて1.5%減少した。
一方、農業経営費は327万円で、0.8%減少した。
この結果、農業所得は104万円となり、3.7%減少した。

農外所得は169万円で、前年に比べて9.3%減少し、年金等の収入は183万円で
前年に比べて7.1%増加した。
この結果、農業所得に農業生産関連事業所得、農外所得及び年金等の収入を
加えた総所得は457万円で、前年に比べて2.0%減少した。

http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/syusi_09.pdf
http://www.maff.go.jp/j/press/tokei/keikou/101105.html


3.【TPP参加反対を訴えるデモなど全国各地で展開/農業関係者ら】11月21日

関税撤廃を目指す環太平洋連携協定(TPP)への日本参加をめぐり、全国各地の
農業関係者らなどが、参加反対を求め集会やデモなどを行う動きが活発化して
いる。

高知県では県内JAの組合長らで構成する県農協農政会議が、高知市で会合を
開き、TPP交渉への参加反対を求め県集会を開くなど今後の対応方針を決めた。

宮崎県では、JAグループ宮崎が12月5日、TPPへの参加阻止を訴えるため、3千
人規模の緊急県民集会を宮崎市内で開く。宮崎県関係国会議員、市町村長、
県議会や市町村議会の議員、県内の主要経済10団体でつくる県経済団体協議会
の関係者に参加を呼び掛けている。

福島県では、JAグループ福島を中心とした県内一斉反対行動が20日、県内各地で
行われた。参加者は街頭啓発やデモ行進などを通じて、国内農林水産業に大きな
影響を与えるとされる同協定に政府が参加することへの懸念を示した。

高知県での動き
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=267350&nwIW=1&nwVt=knd

宮崎県での動き
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=33131

福島県での動き
http://www.minyu-net.com/news/news/1121/news8.html


4.【フードバレーとちぎ推進協が発足/県が10億円の融資枠】11月20日

食を中心に産業振興を目指す「フードバレーとちぎ推進協議会」の設立総会
が19日、ホテル東日本宇都宮で開かれた。栃木県内に本社や製造拠点を置く
食品メーカー、農業・商工団体、金融、大学、農家など300の企業、団体、
個人が参加。食に関する新たな商品開発、販路開拓、農業の高付加価値化、
農業資源や水資源を生かした企業誘致に取り組んでいくことを確認した。

会長に選出された福田富一知事は「食に関連する産業の連携を積極的に推進
し、地域経済が成長発展する活力あふれるフードバレーとちぎを目指す。
県は積極的に支援したい」とあいさつした。

県は会員の円滑な資金調達を支援するため、総枠10億円の新たな制度融資
「フードバレーとちぎ推進融資」を創設する。会員は県内の金融機関を通じ、
1億円を上限に設備資金や運転資金を借り入れられる。

www.shimotsuke.co.jp/biz/economics/agriculture/news/20101120/417560


5.【宇都宮大里山科学センターが特別栽培米を販売】11月19日

宇都宮大里山科学センターは特別栽培米「げんき森もり」を18日、県庁で
開かれた「けんちょうde愛ふれあい直売所」で販売した。
那須烏山市大木須の住民らと協力し、里山生態系の恵みを生かして育てた。
今後も毎月18日に開設される同直売所で販売する。

同米の栽培に当たっては、山の落ち葉を集め水田にまくなど、昔ながらの
知恵と手法を応用。環境問題や生物多様性について研究するなど、大学の
科学的知識を融合させた取り組みとなっている。

今年作付けしたのは同大が開発した新品種「ゆうだい21」。ブランド米と
して販売を軌道に乗せることで、里山活性化への相乗効果も期待している。

www.shimotsuke.co.jp/biz/economics/agriculture/news/20101119/417133


6.【「とちおとめ」の出荷各地で始まる】11月12日

栃木県の特産品「とちおとめ」の出荷作業が、各地の農家で始まった。
宇都宮市福岡町の農業芝崎理子さん方では、広さ約32アールのハウスで
年間20トン以上を生産する。出荷は10月下旬から始まり、早朝から家族
など総出で摘み取り作業に追われている。

今年は夏の猛暑の影響で、病気や害虫に悩まされる農家も多いという。
芝崎さんは「大変な年だが、甘さも十分なのでおいしく食べてもらえ
そう」と話している。

作業は来年5月まで続き、宇都宮の市場へ出荷される。

www.shimotsuke.co.jp/biz/economics/agriculture/news/20101112/413913


7.【宇都宮で米粉ギョーザ試食】11月11日

栃木県米粉食品普及推進協議会と栃木農政事務所は10日、池上町の中国飯店
中央店で「米粉餃子試食会」を開いた。米粉ギョーザは、小麦粉の代わりに
米粉(80%)と小麦由来のタンパク質「グルテン」(20%)を合わせた皮を使用
した。

同協議会の藤波一博会長が「ギョーザの街、宇都宮で米粉が普及すれば、
食料自給率の貢献につながる」とあいさつし、試食に移った。

同協議会やJA全農栃木の関係者ら12人が焼きギョーザと水ギョーザを食べ、
見た目や食感、味を講評。「パリパリ感がいい」「水ギョーザは形がくずれ
なく、ツルツルとしたのどごし」などと感想を述べた。

2カ月間掛けて、試作品を完成させた同店の坂入渡店長は「水の配合加減が
難しいが、好評なら新メニューとして検討したい」と話していた。

www.shimotsuke.co.jp/biz/economics/agriculture/news/20101111/413442


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【弊社からのお知らせ】
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1.【佐野市にて農業に関わる講演会を行います】

来る11月25日(木)に、弊社代表の藤井大介が佐野市のマリアージュ仙水にて、
「最近の農業に関わる状況、新ビジネスモデル、発展の事例」という講演会
を行います。県内を中心に、発展的に農業を行っている事例などを説明し、
今後の農業の在り方について意見を述べます。

問い合わせ先 佐野市農業委員会事務局 0283-61-1151


2.【宇都宮商工会議所会員交流会で講演を行います】

11月29日(月)、宇都宮商工会議所の会員交流会にて、弊社代表藤井大介が
「不況下に独立、それでも販路を拡大しつづけるベンチャーの秘訣とは?」
と題して、講演を行います。


3.【栃木県道の駅連絡協議会管理者研修会で講師を務めます】

栃木県道の駅連絡協議会は、12月16日(木)「道の駅はが会議室」にて、
道の駅の資質向上を目指すため、管理者・各部署の責任者等を対象に、
研修会を開催します。
「地域資源の有効活用について」?地域ブランドで売り上げアップ?
と題して、弊社代表藤井大介が講師を務めます。


4.【弊社の清原農園で大根と白菜が収穫時期を迎えます】

弊社の清原農園で栽培している大根と白菜が、そろそろ収穫時期を迎えます。
夏の猛暑の影響で虫が大量に発生し、葉っぱの部分がずいぶんと虫食い状態に
なりましたが、なんとか成長しています。大根は少し小ぶりですが・・・。

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【その他お知らせ・イベント情報】
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1.【二荒門前市 ?食のアウトレット?】

バンバ市民広場にて,農産物等を販売する市を開催します。
日 時:12月3日(金)13:00-17:00
場 所:バンバ市民広場 馬場通り4-1-1(二荒山神社鳥居脇)
問合せ:二荒門前市運営委員会 担当:坂本 TEL:028-634-0664

http://www.machidukuri.org/event/detail.php?n=0295


2.【オリオン朝市】

新鮮野菜がいっぱいです!
日 時:12月7日(火)10:00-14:00
場 所:オリオンスクエア 江野町8?3
問合せ:オリオンスクエア管理事務所(TEL:028-634-1722)

http://www.machidukuri.org/event/detail.php?n=0267


3.【新規参入現地セミナー in とちぎ2010】

全国1位のいちご産地で「とちおとめ」の生産をしてみませんか。
県内、特に芳賀地方で就農(いちご生産)を目指す方を対象に現地
(いちごハウス)見学会等を行います。

日 時:12月8日(水) 13:30-16:30
場 所:栃木県真岡市いちご生産農家ハウス等
参加要件:栃木県内、特に芳賀地方でいちご生産を目指す意欲のある方
参加費:無料(ただし、集合場所までの往復交通費を除く)
問合せ:財団法人栃木県農業振興公社 担い手支援部 青年農業者対策課
    TEL:028-648-9511 FAX:028-648-9517

http://www.tochigi-agri.or.jp/shunosoudsan/22-12-8moushikomi.pdf


4.【新規就農相談会 in とちぎ2010(第4回)】

とちぎで農業をはじめたい方を対象とした「新規就農相談会」を開催します。
多くの情報を収集したい方から明確なビジョンを持って農業に参入したい方
まで、幅広い質問にお答えします。なんでも気軽にご相談ください。

日 時:12月11日(土)10:00-15:00
場 所:とちぎアグリプラザ(栃木県宇都宮市一の沢2-2-13)
参加費:無料
問合せ:財団法人栃木県農業振興公社 担い手支援部 青年農業者対策課
    TEL:028-648-9511(電話受付時間 8:30-17:15 ※土日は除く)

http://www.tochigi-agri.or.jp/shunosoudsan/index.html

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【編集後記】
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【奥深くロマンがある農業】

栗を専門に栽培している農家さんを訪ねました。
銀寄(ぎんよせ)、筑波、石鎚、利平、紫峰など10種類ほどの栗を栽培、販売
しています。栗の栽培は10年前に先代から引き継いだそうですが、その時に、
全て自分のやり方でやらせてもらうことを条件としたそうです。
専門の本を読み、実戦で試行錯誤を繰り返し、栗の栽培は剪定が最も重要との
結論に達したそうです。

今年実を付けた枝は、来年には剪定してしまいます。剪定するとその近くから
新しい枝が出てきて、そこに大きな実が付きます。剪定技術を巧みにコント
ロールすることにより、木の持っている能力を100%出しきらず、来年のために
力を温存させることが重要なのだそうです。

また、肥料のやりすぎに注意することも重要だといいます。肥料は、米ぬか、
油粕、魚粉、草木灰、天然カキガラ石灰などを混ぜた堆肥を使い、化学肥料
は使いません。
葉っぱをよく観察すると、その木が元気がいいか、栄養が足りないか、分かる
そうです。栄養が足りない場合は、最小限の堆肥を撒きます。人間と同じで、
腹八分目がよいそうです。

販売方法にも工夫を凝らしています。
「蒸し栗」「焼き栗」「栗ごはん」「渋皮煮」「栗きんとん」などのレシピを
付け、東京の直売イベントでは、1kgでは食べきれないことが多いので、500g
単位で販売します。贈答品として売る場合は、オリジナルの箱にヒノキの枝を
敷き、イガを付けて販売します。これが好評だそうです。

銀寄という品種が和栗の最高峰といわれていますが、銀寄は日照不足に弱く、
デリケートで剪定が難しく、台風が来ると実が落ちてしまうので、作る人が
減っているそうです。
そんな銀寄で、1粒100gの大きさのものを作ってみたい、というのが夢だそう
です。現在は最大でも80g程度だそうで、一生できないかも知れないが、夢を
追い続けたいそうです。
農業はやればやるほど奥が深いし難しい。だから面白いしロマンがある、と
いいます。

こんな農家さんなら、中国から安価な栗が大量に入ってきても、ビクともしま
せんね。

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【お問い合わせは以下のアドレスまで】
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株式会社ファーム・アンド・ファーム・カンパニー
〒321-0954
栃木県宇都宮市元今泉5-1-22 ユニビル201

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TEL 028-678-3411
FAX 028-678-3412
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