2011.7.25■農のメルマガ Vol.030
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農のメルマガ Vol.030
2011.07.25 / ファーム・アンド・ファーム・カンパニー And 下野農園
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【目次】
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● ニュース・トピックス
・規制値超えた牛肉は国が買い取り/農水省
・被災地に新食料基地/民主党プロジェクトチーム案
・政府の備蓄米買い入れは計画の4割弱
・宇大生が農業現場体験を報告/インターンシップ意見交換会
・情報通信技術で環境保全型農業/茂木町
・栃木県産イチゴ販売額17年連続日本一
● 弊社からのお知らせ
・干瓢収穫祭の参加者募集
・「かんぴょうプロジェクト300」第2回試食会のお知らせ
・下野農園にてファーマーズ・ナイトを行いました
● その他お知らせ・栃木イベント情報
・オリオン朝市
・けんちょう de 愛 ふれあい直売所
● 編集後記
・たかがナス、されどナス
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【ニュース・トピックス】
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1.【規制値超えた牛肉は国が買い取り/農水省】7月22日
筒井信隆農水副大臣は7月21日の会見で、屠畜場で暫定規制値を超える放射
性セシウムが検出された牛肉が確認された場合、国が買い取ることを検討して
いることを明らかにした。
買い上げ価格については、セシウムによる汚染が確認されて以降に下落して
いる現在の価格での買い取りは行わない方針も示した。
政府は7月19日に原子力災害対策特別措置法に基づいて福島県の和牛に対し
て出荷制限を指示した。
http://www.jacom.or.jp/news/2011/07/news110722-14328.php
2.【被災地に新食料基地/民主党プロジェクトチーム案】7月21日
民主党の「食と農林漁業再生・強化プロジェクトチーム」が提言する農林
漁業の再生に関する中間報告案が21日、明らかになった。東日本大震災の被
災地復興に関しては「地方と国が一体となって新たな食料基地を建設する仕
組みを整備する」と明記。また、大きな被害が生じた農山漁村の状況を踏ま
え、関税撤廃を目指す環太平洋連携協定(TPP)など高いレベルの経済連携
推進には「慎重な対応が必要だ」と指摘した。
http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201107210031.html
3.【政府の備蓄米買い入れは計画の4割弱】7月17日
政府がコメの不作に備えて管理している「政府備蓄米」の2011年度の買い
入れ量が、計画した20万トンの4割に満たない7万トン程度にとどまることが
17日、分かった。東日本大震災や福島第1原発事故の影響で11年産米の市場
価格が上昇するとの思惑から、農家が提供を控えているのが主因。適正な備
蓄量とされる100万トンを大きく割り込むのは確実だ。
民主党政権は備蓄された古米の放出について、家畜の飼料など非主食用に
限定する方式に11年度から変更した。今回の事態を受けて農林水産省は放出
を減らすことを検討する方針で、新方式は初年度からつまずくことになりそ
うだ
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011071701000459.html
4.【宇大生が農業現場体験を報告/インターンシップ意見交換会】7月20日
宇都宮大農学部農業経済学科の農業経営インターンシップ意見交換会が
19日、宇都宮市内で開かれた。学生たちが受け入れ先となった農家に、農
作業などの感想を伝えるとともに、栽培技術や集落営農など農業の現場で
学んだ内容を報告した。
「農業の大変さを身にしみて感じた」といった率直な感想のほか、「何か
価値を付けて販売することも大切だと思った」「(農業士の)農業に対す
る情熱を感じることができた」といった声も出された。
インターンシップは3年生を対象に実施。県農業士会(平出孝司会長)が
協力し、米麦やイチゴ、酪農など、希望する経営類型の農業士の下で、延
べ10日間、実習を行っている。
www.shimotsuke.co.jp/biz/economics/agriculture/news/20110720/568557
5.【情報通信技術で環境保全型農業/茂木町】7月17日
ミツバチがすむ良好な環境でICT(情報通信技術)を使い環境保全型
農業を推進する「みつばちの里」の取り組みが茂木町牧野地区などで始ま
った。ほ場診断センサーや無線基地局を設置。生産者と都市生活者をネッ
トで結ぶサイトも8月上旬には開く予定で、食の安全を目に見える形で提
供しながら行う無農薬・減農薬生産と販売に農家ら関係者の期待が高まっ
ている。養蜂講座も予定し、環境指標として生態観察が続けられる。
「みつばちの里」は「NPO法人銀座ミツバチプロジェクト」が事業主体。
東京・銀座で養蜂を行い蜂蜜を生産するなど、ミツバチを環境指標として
持続可能な地域循環型社会の実現に取り組んでいる。
www.shimotsuke.co.jp/biz/economics/agriculture/news/20110717/566739
6.【栃木県産イチゴ販売額17年連続日本一】7月13日
2011年産(2010年10月-2011年6月)の栃木県産イチゴの販売額は前年比
4%増の216億9500万円で、17年連続で日本一を維持したことが、JA全農
栃木のまとめで分かった。震災後の風評被害で販売単価は一時期下落した
が、クリスマスなどの高需要期に安定販売したことで、落ち込み分をカバ
ーできた。販売数量は5%増の2万4350トンで、23年連続の日本一を確保し
た。
www.shimotsuke.co.jp/biz/economics/agriculture/news/20110713/563130
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【弊社からのお知らせ】
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1.【干瓢収穫祭の参加者募集】
かんぴょうの普及を目指す「かんぴょうプロジェクト300」は干瓢収穫祭を
開催します。圃場の整備も一段落し、天候の安定が心配されますが、栃木県
経済同友会、経営問題委員会と合同で開催します。参加ご希望の方は事務局
まで御連絡下さい。
日時:7月30日(土)
場所:鹿沼市茂呂1884?3 茂呂保育園の南側(村上さんの圃場)
時間:10時半頃から
内容:かんぴょうの実収穫、かんぴょう剥き体験、試食など
かんぴょうプロジェクト300事務局
kanpyuou@farmfirm.co.jp
2.【「かんぴょうプロジェクト300」第2回試食会のお知らせ】
「かんぴょうプロジェクト300」は下記の日程で第2回試食会を開催します。
今回はフードバレー高機能食品かんぴょう部会にも協賛頂きます。
趣旨:今年できましたかんぴょうで創作料理の試食会、および交流会
日時:8月10日(水)11:30-15:00(予定)
場所:アグリプラザ(栃木県農業振興公社) 調理室(1階)
〒320-0047 栃木県宇都宮市一の沢2丁目2番13号
TEL028-648-9511
3.【下野農園にてファーマーズ・ナイトを行いました】
7月14日(木)下野農園にて、農家発信のイベント「ファーマーズ・ナイト」
を行いました。この日は、那須烏山市で珍しい西洋野菜を栽培している越雲宏
さんが発信しました。
参加していただいた皆様、ありがとうございました。
珍しい西洋野菜は、ほとんどが日本での栽培方法が確立されていないので、
越雲さんの試行錯誤して栽培する話に、参加者は興味深そうに耳を傾けていま
した。
<越雲 宏さん>
越雲さんは、栃木県の西洋野菜作りの第一人者で、チーマディラーパ、アグ
レッティ、セルバチコ、ファーベ、などスーパーではお目にかかれない珍しい
野菜ばかり栽培しています。那須烏山市特産のからすだいこんは、越雲さんと
JAなす南が共同で研究を進め、安定栽培・出荷できるまでになりました。
詳細は下野農園のHPをご覧ください。
http://www.shimotsukefarm.com/event/pc.html
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【その他お知らせ・イベント情報】
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1.【オリオン朝市】
新鮮野菜がいっぱいです!
どの品物も格安で購入できます。
日 時::2011年8月2日(火)10:00-19:00ごろ
場 所:オリオンスクエア 江野町8?3
問合せ:オリオンスクエア管理事務所(TEL:028-634-1722)
http://www.machidukuri.org/event/detail.php?n=0267
2.【けんちょう de 愛 ふれあい直売所】
8月の直売所は「夏の夕市」として、午後4時から開催します。
「涼」を取りながら、旬の食材を食し、暑い夏を元気に乗り切ることがで
きるよう通常の直売所を暑さの極まる時期に夕市として開催し、県産農
産物の夏メニューなどを紹介・提供しながら、食の安全・安心を広く普及・
PRすることにより、地産地消の一層の推進を図ります。
日 時:8月10日(水)16:00-19:00ごろ
場 所:県庁本館1階県民ロビー、昭和館前庭
出 品:県産農産物、県産農産物を活用した加工食品
出店団体:とちぎ地産地消県民運動実行委員会関係団体
(農業団体のほか、商工関係団体や保健福祉関係団体からも
出店予定。高校生等による地産地消の取組発表の場としても
活用しています)
問合先:栃木県農政課
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館12階
電話番号:028-623-2277
www.pref.tochigi.lg.jp/g01/work/nougyou/shokutonou/1213858438887.html
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【編集後記】
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【たかがナス、されどナス】
台風6号は各地に大雨の被害をもたらしましたが、地域によっては恵みの
雨ともなりました。例えばナスを栽培している農家では雨を待ち望んでいま
した。ナスは暑さには強いので猛暑でもダメになることはありませんが、雨
が降らなければ萎れてしまいます。灌水設備のある畑では簡単に水やりがで
きますが、そうでなければ大きなタンクに水を汲んできて水やりをするか、
雨を待つしかありません。水分を得たナスはあっという間に大きくなって、
収穫を待ちます。
しかし、収穫されるまでには様々な困難が待ち受けています。テントウム
シダマシやハスモンヨトウが葉っぱをかじろうと狙っています。ネキリムシ
が根っこを食べようと土の中から出てきます。シンクイムシは茎の中に入り
込もうとしています。チャノホコリダニが葉っぱにはびころうとしています。
灰色カビ病やうどんこ病といった病気も襲いかかってきます。
農家さんはこれらの攻撃からナスを守るため、よく観察して先手を打ちま
す。農薬を散布しますが、全てに効く万能の農薬はないので、状況をよく見
てどの農薬を使えばよいかを決めます。そうこうしているうちに、雑草が伸
びてきます。畑が雑草だらけになると、ナスに必要な追肥ができません。雑
草に肥料をやるようなものだからです。急いで雑草取りをします。これがま
た重労働。腰が痛くなってしまいます。
たかがナス、されどナス。農家さんは日々悪戦苦闘しながら美味しいナス
を出荷できるよう頑張っています。
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【お問い合わせは以下のアドレスまで】
info@farmfirm.co.jp
株式会社ファーム・アンド・ファーム・カンパニー
〒320-0055
栃木県宇都宮市下戸祭2-3-2
HP http://www.farmfirm.co.jp
TEL 028-678-3411
FAX 028-678-3412
レストラン「下野農園」
〒320-0055
栃木県宇都宮市下戸祭2-3-2
TEL 028-678-6593
FAX 028-678-6594
HP http://www.shimotsukefarm.com
Blog http://ameblo.jp/shimotsukefarm/
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