2011.10.11■農のメルマガ Vol.035
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農のメルマガ Vol.035
2011.10.11 / ファーム・アンド・ファーム・カンパニー And 下野農園
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【目次】
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● ニュース・トピックス
・コメ作況、平年並みの101
・新規就農者に年150万円給付/農水省概算要求
・種苗小売が農業ビジネスのサポートに活路
・JA下野が作物の生産会社設立
・台風15号で県、農漁業被害に特別措置
・野菜は「店産店消」へ/宇都宮のギョーザ店
● 弊社からのお知らせ
・下野農園にて新米と原木マイタケを販売します
・ベジファームさん主催のチャリティコンサートに出店しました
・ファーマーズ・ナイトを行いました
● その他お知らせ・栃木イベント情報
・とちぎ"食と農"ふれあいフェア2011
・オリオン朝市
● 編集後記
・6次産業の計算式はいかに?
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【ニュース・トピックス】
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1.【コメ作況、平年並みの101】9月28日
農林水産省はこのほど、2011年産米の作柄概況を発表した。全国のコメの
収量を示す作況指数(平年=100)は「平年並み」の101となり、前年の「や
や不良」(98)から改善し、3年ぶりに100を上回った。5月下旬に日照不
足の影響が見られたものの、その後の天候好転で順調に生育した。東日本大
震災で水田が大きな被害を受けた宮城は103、岩手は102、福島は102と、いず
れも「やや良」だった。
9月下旬に東北・関東のコメどころを襲った台風15号の影響は入っておら
ず、被害状況によっては今後の作柄に影響を与える可能性がある。
http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201109280094.html
2.【新規就農者に年150万円給付/農水省概算要求】9月27日
農林水産省の2012年度予算概算要求の概要がこのほど明らかになった。45歳
未満の新規就農者を対象に年150万円の給付金を交付する制度を創設するほか、
農地の規模拡大を進めるための「農地集積協力金」制度を設ける。また戸別所
得補償制度の要求額は今後、民主、自民、公明3党で制度の在り方を協議する
見通しのため、11年度と同額の8003億円としている。
新規就農の支援策は、若い世代の就農意欲を高め、定着を図るのが目的。
就農前に農作業などを研修する期間(2年以内)と経営が不安定な就農直後
(5年以内)の最長7年間、給付金を交付する。これとは別に、雇用した農業
法人に研修費として月10万円を支給。これらの事業費として概算要求に158億
円を盛り込む。
http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201109270110.html
3.【種苗小売が農業ビジネスのサポートに活路】10月3日
種苗小売業者であるハナワ種苗(茨城県筑西市)が母体となって設立した
ウエルシード(茨城県つくば市)は、総合的な農業ビジネスをサポートして
いる。
高齢化や担い手不足で減少し続ける生産者人口。この影響を大きく受けるの
が、生産者に種苗や生産資材を供給する種苗小売業だ。さらに、農作物が「作
れば売れた」時代が終わり、種苗小売業者においても「顧客のオーダーに応じ
るだけ」では生き残りが厳しくなってきた。
こうした中、ウエルシードは、作付け品目・品種の選定から、種苗・資材等
の提供、栽培指導、販路の提案、さらには経営のアドバイスなど、総合的な農
業ビジネスをサポートしている。
「種苗小売店は現在全国に約1200店あるが、10年後には3分の1にまで減少
するのでは」(塙社長)という環境の下、「今が勝負」と一歩進んだビジネス
展開で活路を拓いていく。
http://www.nokei.jp/news/news.htm#004a
4.【JA下野が作物の生産会社設立】10月6日
JA下野(落合靖組合長)は5日、高齢化や後継者不足などの悩みを抱え
る農家から農地を借り受け、コメ、麦、大豆などを生産する株式会社「グ
リーンファームしもつけ」(鈴木重雄社長)を設立した。生産者側組織の農
協自体が担い手となり、優良農地の維持、耕作放棄地の解消に努める。農協
が主体となり生産法人を運営するのは県内初。担い手不足が問題となる中、
今後の取り組みが注目される。
www.shimotsuke.co.jp/biz/economics/business/news/20111006/628679
5.【台風15号で県、農漁業被害に特別措置】10月6日
9月20、21日の台風15号による風水害で県は5日、鹿沼市の農作物や農業用
施設の被害に対し、県農漁業災害対策特別措置条例を適用した。
農作物計13品目や家畜、施設の被害に県と同市が、生産を維持するための助
成措置を実施。被災者が災害経営資金、施設復旧資金を借り入れた場合は県、
同市、農業団体が利子を補給する。
台風15号による農業関係の被害は、全県で1億8,058万に上り、鹿沼市内は
4,223万円だった。
www.shimotsuke.co.jp/biz/economics/agriculture/news/20111006/628830
6.【野菜は「店産店消」へ/宇都宮のギョーザ店】9月27日
アイスクリームで知られるフタバ食品(本社・宇都宮市)が、7月に開店し
た宇都宮市馬場通り3丁目のギョーザ店がこのほど、水耕栽培の「植物工場」
を導入した。店内でレタスなどの葉物野菜を育てて創作ギョーザやサラダに使
う「店産店消」をめざす。
水耕栽培のユニットは東京のベンチャー企業が開発。蛍光灯とLEDで照ら
された4段の棚で、最大96株までを育てられる。レタスやハーブなどは種まき
から4-6週間で収穫できるといい、植物の緑が店内に潤いをもたらす効果も
期待されている。
http://www.asahi.com/food/news/TKY201109270298.html
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【弊社からのお知らせ】
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1.【下野農園にて新米と原木マイタケを販売します】
<新米>
大田原市 古谷農産さん(古谷慶一さん)の平成23年産のコシヒカリの販
売を開始しました。
古谷さんの米作りは、無農薬、無化学肥料で行っており、環境に負荷がか
からない農法です。お米の味は、粒立ちがしっかりしていて、甘みがありま
す。炊き立てはもちろん、冷めてもおいしいので、お弁当やおにぎりにぴっ
たりです。
下野農園の店頭で販売しております。ぜひ、新米の味をお楽しみください!
玄米での販売も可能です。
<原木マイタケ>
市貝町 山崎きのこ園さん(山崎光男さん)の原木マイタケを販売します。
山崎さんのマイタケは、原木を使い、自然環境の中で育てられています。
原木栽培されたマイタケは、菌床栽培と比較し、香りが断然違います。大ぶ
りで、香りがよく、シャキシャキとした食感が特徴です。
自然環境で育てているので、収穫時期の調節が難しく、収穫期間は1週間
程度と非常に短い貴重なマイタケです。。
下野農園では、10月12日から10月16日までの期間限定で販売します。
現在ご予約受付中です。
ご希望の方は、下野農園までお問い合わせください。TEL:028-678-6593
2.【ベジファームさん主催のチャリティコンサートに出店しました】
10月9日(日)壬生町で有機栽培を行っている農業法人である、ベジファー
ムさん主催のチャリティコンサートが行われました。
宇都宮市内のレストランから料理やデザートの提供があり、お客様は、美味
しいお料理とハープの音色でゆったりとした時間を過ごされました。
下野農園からは、「キッシュ」と「ごぼうのショコラテリーヌ」の2品を販
売し、どちらも好評でした。
チャリティコンサートの売り上げの一部は、とちぎボランティアネットワー
クの東北大震災被災者支援活動資金へ寄付されます。
4.【ファーマーズ・ナイトを行いました】
10月6日(木)に下野農園にて、農家発信のイベント「ファーマーズ・ナイ
ト」を行いました。この日は茂木町で有機栽培をしている松井ファームさん
が発信しました。
松井さん一家は、農業・暮らし・自然が一体となったライフスタイルを持
っていて、農業を楽しんでいる様子が伝わってきました。
参加してくださった皆様、松井ファームの皆様、有難うございました。
詳細は下野農園のHPをご覧ください。
http://www.shimotsukefarm.com/event/pc.html
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【その他お知らせ・イベント情報】
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1.【とちぎ"食と農"ふれあいフェア2011】
『 がんばろう日本! 元気をとちぎの「食」から 』をテーマに、県内の美
味しいものが大集合!
各市町自慢の特産品の展示・試食・販売、餅つきやバターづくりなどの体験
など盛りだくさん。
日 時:10月15日(土曜日)-10月16日(日曜日)10:00-16:00
場 所:栃木県庁及び周辺施設 宇都宮市塙田1?1?20
主 催:とちぎ"食と農"ふれあいフェア実行委員会
問合せ:栃木県農村振興課 TEL:028-623-233
※入場無料
www.pref.tochigi.lg.jp/g02/work/nougyou/nouchi-nouson/syokunoufair.html
2.【オリオン朝市】
新鮮野菜がいっぱいです! どの品物も格安で購入できます。
日 時::10月18日(火)10:00-14:00
場 所:オリオンスクエア 江野町8?3
問合せ:オリオン朝市実行委員会(TEL:028-634-1722)
http://www.machidukuri.org/event/detail.php?n=0332
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【編集後記】
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【6次産業の計算式はいかに?】
これからの農業に欠かせないものとして、「農業の6次産業化」という言葉
がよく出てきます。この6次産業化とは、第1次産業である農業が、第2次産
業(加工業)や第3次産業(流通や観光など)に進出したり、これらと連携す
ることで、地域資源を活用した新事業の創出などにより、生き残りを図るもの
です。
さて、この「6次」の説明として、計算式が2通りあります。一つは、
「1+2+3=6」で、もう1つは、「1×2×3=6」です。現在では、農
業が0になると全体が0になり、農業の重要性が示されていることから、後者
の「1×2×3=6次産業」が意識的に用いられる傾向にあります。
日本の農業従事者の平均年齢は65歳を超え、後継者不足、耕作放棄地の増加
など懸念材料がたくさんあり、農業は0に向かっているように思えます。しか
し、その動きは緩慢であるため見過ごされがちです。「気付いた時にはすで
に0だった」ということにならないために、今できることをやっていく必要が
あります。
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【お問い合わせは以下のアドレスまで】
info@farmfirm.co.jp
株式会社ファーム・アンド・ファーム・カンパニー
〒320-0055
栃木県宇都宮市下戸祭2-3-2
HP http://www.farmfirm.co.jp
TEL 028-678-3411
FAX 028-678-3412
レストラン「下野農園」
〒320-0055
栃木県宇都宮市下戸祭2-3-2
TEL 028-678-6593
FAX 028-678-6594
HP http://www.shimotsukefarm.com
Blog http://ameblo.jp/shimotsukefarm/
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